サウジアラビア、ロシア、イラク、アラブ首長国連邦、クウェート、カザフスタン、アルジェリア、オマーンは、石油在庫の減少に見られる世界経済の安定的見通しと現在の市場の好調な基礎要因を踏まえ、石油市場の安定に対するコミットメントを改めて表明

サウジアラビア、ロシア、イラク、アラブ首長国連邦、クウェート、カザフスタン、アルジェリア、オマーンの8か国で構成される「OPECプラス」グループの加盟国は、2023年4月および同年11月に追加自発的生産調整を発表しており、2025年11月30日にオンライン会議を開催し、石油市場の最新動向と今後の見通しを検討した。

参加8か国は、季節要因を踏まえ、2026年1月、2月、3月における増産措置を停止するとした2025年11月2日の決定を、下表のとおり再確認した。

また、参加8か国は、日量165万バレルの減産措置について、市場動向に応じて、段階的に部分的または全量を市場に戻す可能性があると改めて表明した。参加国は引き続き市場状況を精査し、石油市場の安定を支援するための継続的な取り組みの一環として、8か国は、慎重なアプローチを採用し、2023年11月に発表された日量220万バレルの自発的生産調整を含む追加自発的生産調整の停止または巻き戻しを継続できる完全な柔軟性を維持することの重要性を改めて強調した。

8か国は、合同閣僚監視委員会により順守状況が監視される追加自発的調整を含む協力宣言へのコミットメントを再確認した。また、各国は、2024年1月以降に生じた超過生産分を全量補填する方針を確認した。

8か国は、月次会合を開催し、市場の動向、順守状況および補填計画の進捗を確認する。次回会合は2026年1月4日に開催予定である。